ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

気をつけているのに 性感染症 クラミジア 判定保留(File.324)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

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http://lacan.agency-inc.com/

最近、ネットの記事で「20代女子に梅毒増加」と言う記事をちらほら見かける。「感染増の原因はよくわからない」としたものがほとんどなのだが、私は自分なりに考察してブログ記事を作成した。

「若い女性に梅毒の流行って謎だと思わないか?(File.275)」

今の時代、ヒト・モノ・カネの移動はグローバルなので性病の種もグローバルに移動すると警戒するほうが正しい認識であろう。

私自身は「健康検診」「胃カメラ検診」「HIV・梅毒検診」は定期的に受けている。50歳を過ぎると胃がんは警戒するし、感染したら一生薬を飲み続けなくてはならない性感染症HIVも当然注意すべき性感染症である。

総じて「チェックしておけば安心」と言うどちらかと言うと「精神衛生」の為に受けておく方がいいなと言うレベルで検査を受けていた。

精神分析家と言う他者からの訴えを聴く仕事をしていると一般の人よりも「性倒錯」の知識を吸収するし、世間でLGBDが話題にのぼらなくても、世間に同性愛者が増えている事を認識している。

HIV感染に関しては、同性愛者(妊娠の心配がない)の方がリスクが高い。現実にゲイの人が無防備な同性愛性交渉をして20代でHIVに感染したとのブログを発見した。

性病知識の薄い貧困若年層は妊娠回避のみに注力して、コンドームを使用せず膣外射精で済ませているケースがあるらしい。コンドーム一箱購入より牛丼3杯と言う価値観。

・・となると、やはり今の時代「コンドームなしのセックス」は有り得ないと言う悲しい時代と言う事になる。さらに、粘膜と粘膜が触れ合うオーラルセックスで感染の恐れがある性感染症b型肝炎」もあるので、絶対安心な性交渉はもはや存在しないと言っていいのだ。

1987年、厚生省(当時)は神戸で日本人女性初のHIV感染者が確認されたことを発表。
思えば、HIV騒動が始まる前のソープランド(以前はトルコ風呂と呼称)では、コンドームなしでのサービスが当たり前の時代さえあった。

先日、いつもの様に近くの保健福祉センターで「HIV」「梅毒」「クラミジア」をセットでチェックしてもらったら・・「え?」と言う微妙な結果が出た。

HIV:陰性
梅毒:陰性
クラミジアIgG抗体:陰性
クラミジアIgA抗体:判定保留

「は?」である、陰性でなく陽性でもなく「判定保留」

私も知らなかったので豆知識としてメモしておく。

IgG抗体が陽性:過去にクラミジアに感染していたことを意味する。
IgA抗体が陽性:現在クラミジアに感染している可能性がある。

私の場合、陰性でなく陽性でもなく「判定保留」

指導員の方に「どういうことですか?」と尋ねると「微妙な数値」が出ているものと説明を受けた。「安心」を求めて検査を受けているのに「微妙」と言われても困るんですけど・・。逆に「不安」がこみ上げてきた。

考えていても仕方ないので行きつけの病院で「尿検査」(抗原検査)をしてもらう。一週間後に普通に「陰性」の結果がでてホッとした。

おかげさまで、クラミジアの抗体検査に関して一定の知識を吸収した。先生曰く、クラミジアの抗体検査はあまりあてにならないとの事。

以下ネットから引用

ある医師のブログから

http://www.npo-gina.org/tuite/#a62

なぜ、クラミジアでは抗体検査をすべきでないかというと、クラミジアの抗体検査では実際には感染していないのだけれど陽性とでてしまうこと(これを「偽陽性」と言います)があるからです。(中略)私の元には、「保健所でクラミジア抗体陽性と言われました・・・」と言って受診される人がいますが、実際にクラミジアに感染している人はそのなかで2~3割程度です。

以上ネットから引用

諸外国の性交渉のあり方は様々で、中東の国々ではフェラやクンニは殆どしない。アダルトビデオの影響か、日本人の殆どはフェラチオをコンドームなしでしている。実は、これは非常に危ない行為であると警鐘を鳴らしているサイトがあった。確かに粘膜、体液、粘膜に傷があれば血液・・とHIVだって感染の可能性はZEROではない。

今回、クラミジアIgA抗体が判定保留と不安を煽る結果がでて、性感染症関連の知識をおさらいできてよかった。

確率的には滅多にないと思いたいのだが、現実に絶対ないとは言えないし、油断してHIVに感染して、一生涯、発症を抑える薬を飲み続けなくてはならなくなっている人も実際にいるのである。

それって、交通事故にあって一生治らない障害を抱えるような事と等しい。だって、ずーーと病院に通わなくてはならないし、合併症の危惧だってずっと心配しないといけない。
精神的にツライ。

性感染症に関して的確な知識を持った上での定期的なチェックを勧めします。

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