ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

来なかったクリスマス 30年前の記憶(File.172)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

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1976年9月に創刊された100円時代の「月刊 シティ情報ふくおか」(その後、隔金刊)を覚えているだろうか?80年代バブル経済に突き進む熱のあった福岡で、地域情報を発信し続けたあの情報誌である。最近、紙媒体とはとんと縁が無くなったのだが、当時は、ネットどころか携帯電話もない時代で、福岡を舞台にアクティブに活動していた人々の大切なアンテナであった。

佐々木喜美代編集長。緒方さん。山田さん、馬場貴子さん。お懐かしい方々はお元気でしょうか?私は美味本の編集のお手伝いをしました。掲載写真に「トレペかけ」をしました。「バイト料多めにしとったけん」と佐々木編集長が言われたのを今も覚えている。芸工大の後藤君、小柳君はどうしてる?あの頃、みんな当たり前に様にバイクに乗っとったよね。

既に30年以上前の事なのだが、今でも鮮明に記憶が甦る。

今日の様に冷たい雨がふる12月に思い出す事がある。ふとした瞬間に。

シティ情報ふくおかは秀巧社印刷の別会社プランニング秀巧社で編集発行されており、編集部は渡辺通りの秀巧社ビルの中にあった。吹き抜けのカッコイイレイアウトのビルで、ゆるいカーブを描くエントランスがなんともハイカラで出入りするのも楽しかった。

その思い出の「秀巧社ビル」も既に取り壊されている。調べてみると跡地には既にカンデオホテルズ福岡天神(福岡市中央区渡辺通5-14-5)が営業中。

秀巧社ビルの中にギャラリーがあって、当時、色々な展覧会が開催されていた。

ある日、なにげに展示物に目をやると、福岡大学の学生の人達が描いた絵が展示されていた。その中の一枚に、淡いパステルブルーに傘をさした少女の絵があった。題名は「来なかったクリスマス」。近くにいた学生さんから話をきくと、作者のお友達が楽しみにしていたクリスマス前に事故で亡くなってしまったとの事。

なんともストレートな題と、淡いパステルブルーが印象的で、この季節、それも雨の日になぜか「来なかったクリスマス」を思い出す。

30年以上前の記憶の筈なのだが、今でも思い出す。脳裏に焼き付いたとはこう言う事を言うのだろう。

意識に留めるのがつらすぎて、無意識に沈めてしまったトラウマ(複合観念体)は、何かを切っ掛けに表象化し、思わぬ事故や錯誤行為に至るケースがあります。

貴方のお話を承ります。

心の病、親子関係、引きこもり、子育て、子どもの問題行動、オールOK子育て法など、ご相談承ります。

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