ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

若い女性 梅毒 拡散中 中国の影 考察(File.162)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

ラカン精神科学研究所 福岡 公式サイト
http://lacan.agency-inc.com/

最近の気になるニュースに「若い女性に梅毒感染者が増えている」と言うニュースがあります。

時折耳に付くニュース。以下引用

 梅毒患者が5年で5倍に急増、感染すると重い症状・障害も

TBS系(JNN) 12/6(火) 20:00配信

性感染症の梅毒に感染した患者が、今年4000人を超え、この5年で5倍に急増したことがわかりました。

以上引用

今では性感染症では「HIV」「エイズ」がメジャーになっているが、私の記憶によると最初のHIV騒動は・・。

1987年、神戸市で事件が起きた。この年、厚生省(当時)は神戸で日本人女性初のHIV感染者が確認されたことを発表。その女性は男性同性愛者の疑いのある外国人船員からHIVを感染したと報道された。たしか、その女性の葬儀の遺影の写真が写真週刊誌に掲載されて問題になりました。

これ以降、セックスをすると不治の病(HIV)に感染する恐れがあるとして、世に性行為+不治の病で色々な情報が錯綜し、ホモがアナル・セックスをするから同性愛者がHIV問題の諸悪の根源だとする偏見が広まったり、汚染された非加熱血液製剤を使用する事によって血友病患者にHIVが広まったりと、色々面倒な事が巻き起こりセーフセックス(コンドームを使いましょう)が奨励され現在に至っています。

で、話を「梅毒」に戻すと、HIVが登場する1980年代半ば以前は、性感染症と言えば「梅毒」か「淋病」の事を言っていました。

成人男性は、当時はネット環境は無かったので、雑誌などで、危ない性感染症の知識を獲得していました。梅毒は、スピロヘータの感染によって起こる。感染後3週間から3か月で、身体の粘膜部分に変なもの(しこり)が出ると危ない・・・。

日本では江戸時代に大流行(遊女・遊郭のシステム化)、その後、1940年代にペニシリン抗生物質)が開発されてから、一気に患者数は減った。

梅毒や淋病は罹っても即死ぬ事はないし、病院に行けば治る病気なので、悪く言えば「罹ったら運が悪かった」で済む話で、福岡で言えば中洲のトルコ風呂(1984年に改称:今で言うソープランド)も基本的に衛生用品は使用しない遊びが主流だったと記憶しています。大雑把位に言えば、ソープランドに変わってから衛生用品を使用してのお遊びに変わったと言っていいでしょう。風俗業界も事業環境の変化に対応したと言う事です。

基本、セーフセックスが主流になっているなら、再び「梅毒流行」が起こる筈はないのですが、なぜだろう?・・と思いネット検索したら出てきたのが「中国人爆買の影響」と言う話。

日本に家電製品や家庭常備薬の爆買目的でやってくる中国人が、日本の性的サービスも「爆買」する時に、日本では少なっていたスピロヘーターをお土産に置いていく事を切っ掛けに、性的リテラシーが低い若い女性達に梅毒が拡散していると言う説。

・・・ありだろうか?あるかもしれない。普通にキャナルシティのユナイテッドシネマで映画を観にでかけても、中国人、韓国人の買い物客を普通に見かける。家族連れもいればそうでない人々もいる。すぐソバは西日本一の大歓楽街中洲である。昨今は、派遣型性的サービス業も隆盛している。

こう言う世の中だから、若くてルックスのよい女性がブランド品を身に着けておられると・・お仕事は何かな?と言う事になってしまうのだった。

我が身を守りたければセーフセックス(コンドーム使用)に努めるしかない。

心を病む前に、身体を病んではいけません。

心の病、親子関係、引きこもり、子育て、子どもの問題行動、オールOK子育て法など、ご相談承ります。

ラカン精神科学研究所 福岡 公式サイト
http://lacan.agency-inc.com/

オールOK子育て法 再考察
http://agency-inc.com/all-ok/

ラカン精神科学研究所 福岡 公式サイト(スマホ対応)
http://agency-inc.com/for-pad/

精神分析家のセラピー日記(進志崇献)
http://agency-inc.com/journal/

進志崇献(しんしそうけん)公式フェイスブック
https://www.facebook.com/lacan.msl.f

進志崇献(しんしそうけん)公式ツイッター
https://twitter.com/lacan_msl_f