ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

カルテット 第8話 ラスト早乙女真紀って何者の考察(File.343)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

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さて話題のカルテット 第8話 ラストシーンで富山県警の大菅警部:捜査一課(大倉孝二)が真紀の元義母である巻鏡子(もたいまさこ)の家を尋ねるシーンへ。

で、この人は「早乙女真紀」さんではありません・・と仰天シーンで終わってしまう。ネット上では大曇天返しで大騒ぎ状態ですが・・。

で、考えられるのは「他人の戸籍乗っ取り」。物語を振り返って伏線を探してみます。

別府司(松田龍平)は真紀を結婚前から知っており、真紀に対してストーカー紛いの行為をしていた。カルテット:4人は偶然カラオケボックスで出会ったとなっているが、実は別府は真紀のストーカー中であった。

東京でバイオリン奏者の真紀と広告代理店の巻幹夫が出会い結婚。東京のマンションで結婚生活を開始。幹夫がマンションのベランダから転落して入院中、隣のベッドにいたのが家森諭高(高橋一生)。実は、家森も真紀を金策の為、脅そうとして近づいたのだった。2年後、幹夫が望まない結婚生活に耐えきれず失踪する。

夫の失踪中(約一年間)、真紀は偶然、知り合った演奏者達と軽井沢のペンションで共同生活を開始:すずめは義母(夫の母)のスパイ。義母は息子が真紀に殺されたのでは?と疑っていた。軽井沢のペンションは別府家の持ち物で、別府自身は軽井沢のペンションから群馬県高崎市(地元)へ勤務。

真紀は東京のマンションに一旦戻る(生ゴミ異臭苦情の為)。

真紀の夫(幹夫)が舞い戻る(関西方面→東京→軽井沢)。
協議の結果、幹夫と真紀は時間外の役所の窓口に離婚届を提出。
幹夫は、失踪中、コンビニ強盗をしていたので東京の警察へ自首。

真紀は、その後もカルテットで軽井沢での共同生活を継続。

日本海側から太平洋側へ
富山県富山県警
長野県軽井沢町(カルテットの生活の場)
群馬県高崎市(別府の勤務先)
東京都(真紀のマンション)
日本を縦断するラインになるのですが・・・

不返ってみても・・・

偶然を装って真紀を中心に集まったカルテットは、

別府:ストーカー
家森:バツイチ恐喝野郎
すずめ:スパイ
真紀:戸籍乗っ取り女

と言う凄い構成となっています。

伏線を探しても・・ないんです、唐突に「富山県警捜査一課」の登場です。捜査一課は殺人や強盗など凶悪犯の捜査部門です。気になるのは、ラジオで「40代の男性の死体が発見されました」と流れた事くらいですかね。あれは、幹夫の失踪中の事ですから、視聴者の不安を煽る演出と捉えたいのですが・・。

富山県警の捜査一課の捜査官がわざわざ他県に確認に来た以上、よからぬ犯罪の関係者(被害者の可能性もなくはない)である可能性が強いので、次回の「カルテット」は見逃せない・・テレビ局の思う壺ですね。^^;

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