ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

TBSドラマ「カルテット」の意味付けの考察(File.295)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

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昨夜書いた「<宮崎3人殺害>再審請求の考察(File.294)」は奥本章寛死刑囚に対する再審請求の記事を元にしたものだったが、自分が以前記述した「奥本章寛死刑囚 母性は最後の砦 の精神分析的考察(File.041 )」に対しても多数のアクセスがあった。

人々の興味と関心は常に「私の欲望は他者の欲望」なのであった。

今日はTBSの火曜日のドラマ「逃げ恥じ」の後番組「カルテット」について。

以下ネットから引用

「このドラマの不思議なところは、脚本家の坂元裕二さんとも話していたんですけど、視聴者の方が私たちも想像しなかったことを深読みしてくださるところです」

例えばドラマで満島演じるすずめが、いつも飲んでいる三角パックのコーヒー牛乳。

「あれは、形がかわいいから選んだだけなんですけど、三角すいは正四面体で、実はカルテットという意味を持つとネットで書かれていて、私たちも『へえ』と感心しました」。

ジブリ映画「耳をすませば」でヴァイオリン職人を目指す天沢聖司の声を務めた高橋一生が、今作でヴィオラを演奏していることを意図的な演出と考えるファンもいたが「ネットで見て『ああ、そうだった。聖司くんだ』と気付きました」という。

ドラマ1話のタイトルバックで、主演4人が奏でた「ドラゴンクエストのテーマ」にも大きな意味はなかったが、視聴者は「勇者を助ける3人のパーティ」と予想外の意味づけをした。

以上ネットから引用

作り手が意識してないのに、視聴者は勝手に自分の想いを悪い表現を使えば「こじつけ」ているのだ。言ってしまえば深読みしすぎなのだが、楽しみ方の一つととらえる事もできる。

精神分析の世界では「人は意味を生きている」と言う。まったく同じ事象でも、それをどう意味付けるかはその人の勝手なのである。だが、本当はどうでもいい事なのに、自分にとって「重い意味」をつけてしまって、自分で自分の進路を危うくしまっている人が少なくない。

それが、幼児期の虐待や、性的なイジメであったりすると事は深刻だ。子どもの養育の相談が、話をきいてみると、問題の根本は母親自身の養育問題であったりする。

平素から人の精神の不思議さを思い知る。精神分析(セラピー)とはそういう仕事だ。

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