東芝の欺瞞（File.254）
こんにちは、精神分析家 進志崇献＠福岡です。
進志崇献（しんしそうけん）：lacan.msl.f@gmail.com
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以下ネットから引用
不正会計の発覚をきっかけに経営改革を進めている東芝は、大規模なリストラ策を発表した。
2016年事業計画説明会で、東芝の室町正志社長は、白物家電事業や画像用半導体など、不採算事業の売却を進める中で、2016年度に全ての事業での黒字化を目指すと説明した。一方、パソコン事業についてはいまだ売却先が決まらず、06月を目指して模索を続ける。
東芝では、事業売却などに伴うリストラで、グループ全体で約11,000人の人員が削減されることになる。また、東芝本体では来年４月入社の大学生、大学院生の新卒採用は中止する。
以上ネットから引用
シャープも身売り。東芝も解体前夜。現在53歳の僕達からすると、Ｃ＆Ｃの日本電気、Ｅ＆Ｅの東芝、ナショナルＯＡ、などバブル時代には憧れの日本を代表する製造業だったのにもかかわらず、かつての面影はない。
ＡＶ関連も家庭のリビングで視聴するスタイルは廃れ、個人のスマフォで完結してしまう。自分の身の周りの家電を眺めてみた（ＶＨＳデッキは総て処分済）。
ダイソンのハンディクリーナー
アイロボットのルンバ
洗濯機はハイアール
電子レンジはナショナル。
辛うじて液晶テレビREGZA 19RE2（2011年）が東芝製。
覚えているだろうか？昔（1980年以降）第三の波 (トフラー)が話題になった。
アルビン・トフラーと言うアメリカの未来学者が唱えた説で・・
「人類はこれまで大変革の波を二度経験してきており、第一の波は農業革命（18世紀の農業における変革でなく、人類が初めて農耕を開始した新石器革命に該当）、第二の波は産業革命と呼ばれるものであり、これから第三の波として情報革命による脱産業社会（情報化社会）が押し寄せると唱えている。」・・というもの。
当時、日本での汎用コンピューターが隆盛し、パソコン産業が勃興している頃だったので、いよいよ情報化時代なんだなと、陽気に「情報革命」と言う言葉を受け取っていたのだが、あれから30年経って、世の中が情報化しましたと言う状況を垣間見ると、なんの事はない、情報化と言うより、脱製造産業化と言った方がいいのではないか？と言う惨状である。
今や小学生でも手中のスマホで「ポケモンＧＯ！」の時代である。超パーソナルパソコンであるスマホでなんでも出来てしまうが故に、かつては隆盛を誇った幾多の家電が絶滅の危機を迎えている。映像録画再生、録音機、カメラ、ビデオカメラ、セルフォン、大画面液晶テレビ・・仮に生き残ったとしても、全世界のナンバー１かナンバー２でないといずれ淘汰される・・・そう全世界がネットでつながる事＝情報革命＝脱製造産業化の到来だったのだ。
さて、話を東芝に戻そう。赤字の事業部は売却・・あのパソコン事業も今やお荷物。新入社員も採用しません。会計処置は粉飾決算。人、モノ、金・・三拍子揃ってダメな会社にだれが投資しますか？
普通の感覚の投資家ならとうの昔に東芝株なんか見切りをつけている筈。
「2016年度に全ての事業での黒字化を目指す」？？？目指すのは結構な事ですけど、無理でしょ？普通に考えて、どこの企業だって、前年と同等の売上を確保するのに躍起になっているのに・・。これも株主をバカにした話。
東芝と言えば「高速エスパー」「サザエさん」、パソピア、バズーカスピーカー、ルポ（ワープロ専用機）、ダイナブック、リブレット（ノートパソコン）、Walky 、あったよね。
製造業がものを作らなくてどうするんですか？
消費者が並んででも買いたくなる革新的な商品を出しましょうよ。
東芝から1955年（昭和30年）に自動式電気釜が発売されてのを知っていますか？発売当時、電気釜は大ヒット商品となった。
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