ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 の考察(File.235)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

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「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」を東宝シネマ ソラリア館で鑑賞した。映画評論家の町山智浩さんが推薦されていたので、この機を逃さず寒波をものともせず、天神に行って来た。

以下ネットから引用

ナイロビ上空6000メートルを飛ぶドローンを使い、英軍諜報機関のパウエル大佐(ヘレン・ミレン)は、国防相のベンソン中将(アラン・リックマン)と協力して、英米合同軍事作戦を遠く離れたロンドンから指揮している。凶悪なテロリストたちが大規模な自爆テロを実行しようとしていることをつきとめ、アメリカ・ネバダ州の米軍基地にいるドローン・パイロットのスティーブ(アーロン・ポール)に攻撃の指令を出すが、殺傷圏内に幼い少女がいることがわかる。キャサリンは、少女を犠牲にしてでもテロリストを殺害を優先しようとするが。

以上ネットから引用

21世紀の戦争は、遠隔操作のロボット(ロボット兵士)による戦争になると言われていたのが、今や空からドローンに襲われる戦争に変質したのだが、実はその兆候は湾岸戦争(1991年01月17日)に端を発している。当時、まるでテレビゲームのようにピンポイントで目標物を攻撃し、最小のコストで最大の効果を発揮する様子が全世界に向かって放映され、さながら最新の軍事兵器ショーのように。

今や無人の、虫ドローンや鳥ドローンに監視され、顔認識プログラムによって本人と認識され、攻撃目標と認識されたら最後、はるか空の彼方を飛んでいるドローンからミサイルを撃ち込まれるのだ。

劇中では、攻撃目標のテロリストと同時に無関係のパン売りの少女まで巻き添えにしてしまう状況から、はるか彼方の異国の作戦室ですったもんだの状況が生れる点が人間ドラマとして描かれている。

現実の世界ではどうだろうか?兵器とは殺人の為の機械である。我々日本人は広島と長崎で痛い目にあっているので、原子爆弾という兵器そのものに対してアレルギーがあって、非核三原則を貫いている、表向きには。

さて、殺人ドローンという兵器があって、貴方の手中にリモコンスイッチがあったら、無関係の人を巻き添えにする様な状況の中、任務を遂行しなければならない・・・そんな時、どこまで人間性を発揮できるかが問われている映画だと言っていい。

以下ネットから引用

【1月10日 AFP】米国防総省が敵対勢力に対して21世紀型の「イナゴ攻撃」を仕掛ける日も近いのかもしれない。同省は9日、103機の超小型ドローン(無人機)を編隊飛行させる世界最大の実験に成功したと明らかにした。

人工知能の発展によって実現した今回の実験は、人間の指示の下で小型ロボットの群れが協調して活動する可能性に道を開くもので、自律的な兵器システムの開発における重要なステップとなった。

以上ネットから引用

つい一週間前にリアルなニュース報道である。

AI(人口知能)にドローン。我々人間がスカイネットに支配される日が刻一刻と近づいているのである。

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