ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

PL野球部OB会が活動再開の嘆願書の無意味さ(File.222)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

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かつて、高校球界を席巻したのが「PL学園」「清原&桑田」「KKコンビ」だったと言っていい。

以下ネットから引用

PL学園高等学校で甲子園に1年生の夏(1983年)から3年生の夏(1985年)まで5季連続で出場し、それぞれ1年生の時から桑田はエース、清原は4番打者として活躍し、甲子園に伝説と記録を残した。

1年夏:優勝
2年春:準優勝 - 岩倉(東東京)に敗れる。
2年夏:準優勝 - 取手二高(茨城)に敗れる。
3年春:ベスト4 - 渡辺智男を擁する伊野商(高知)に敗れる。
3年夏:優勝

5季連続でここまでの成績を残したチームは学制改革後はKKコンビ時のPL学園だけである。


以上ネットから引用

経済的にも1990年のバブル経済崩壊に向かって日本が最後の輝きを放つ時代の話で、少なくとも、今、中年と呼ばれる世代の人達は必ずや見聞きしている事柄である。

もっともPL学園は「パーフェクト リバティー教団」本部敷地内に立地しており学校法人PL学園が運営する私学の1つに過ぎない。

PL教団がどう言う教団かは知らないが、PL学園は宗教法人が運営する私学であって、PL学園野球部は、その広告塔の1本であった。

華々しい活躍をしていた時代は、ちやほやされたのだろうが、活動成績が芳しくなくなり、逆に暴力事件が世間の知るところとなれば、母体の宗教法人からすれば宣伝効果を期待するどころか、かえって疎ましい存在になった・・だから休部となった。ただそれだけの事。

現に「活動再開の嘆願書」を提出したのはOB会であって「在校生が野球をしたい!」とPL学園側に嘆願したわけでもない。・・・無意味である。

更に、OB会の方々には悪いが「あなた達はそもそも野球をしたい欲望を満たす為」にPLの看板を利用しただけで、別にPL教団の熱心な信仰者でもないだろう。清原和博氏の自伝を読んだ事があるが、清原氏は本当は天理高校に進学するつもりであったが、PL学園野球部の野球施設を見て「PLで野球がしたい」と即決したと記述していた。清原氏は自分がやりたい野球ができれば「天理」でも「PL」でもどうでもよかったわけだ。

PL学園OBとしての知名度ナンバーワンの清原和博氏は、今や「覚せい剤に手を出して転落人生を歩んでいる人」として知名度ナンバーワンであり、PL教団としては頭の痛い状態となっている。

PL教団とPL学園野球部と野球エリートを目指した高校球児との蜜月はとうの昔の話である。

「あぁ昔のPLはよかったなぁ」などと言うノストラジーでOB会が嘆願書提出ってなんか意味あるんですか?

べつにPLでも天理でも上之宮でも、強豪校で野球して甲子園でて、自分の野球選手としてのキャリアに箔をつけられたらどこでもよかったんでしょ?

更に野球を通して高校教育に貢献したいのならば「PL」でなければならない理由はどこにもない。

まず、PL学園の在校生が野球をしたいとの欲望を持ち、それをOBが支援する構図が筋。部員も集まらない部活の活動再開をOBが学校に嘆願するっておかしいでしょ?やる気ないんだから。

「PL学園、在校生よ野球やろうよ」と、OBが呼びかけてみてはいかが?


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