ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

自転車向け保険の是非(File.211)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

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このブログでも自転車の有用性を折に触れて説いてきた。

雨が降ると少々つらいが、今の時代にマッチしている移動手段と思える・・・。が、まったくリスクが無いかと言うと・・・そうでもない。

ここ10年でスピードが出る軽い自転車が普及し、台数が増えているのは確実なのだが、自転車が安全に走るための環境が整備されているかと言うとそうとは言えない。

行政は、苦し紛れに広めの歩道に青いラインを引いて「自転車レーン」の設置、広めの車道の端っこに「自転車レーン」の設置・・そんな感じ。実際に自転車レーンを走れば安全安心かと言えばそうでもないし、現実に「自転車も車両だから基本的に車道を走って下さい」と言われても無理だと思う。

自転車は自動車みたいなスピードは出ないので車の流れと一緒に移動は出来ない。西鉄バスがお客さんの乗降で一番左に車線を埋めるし、怖くて車線変更はできないからバスの後ろでバスの発車を待っとかなきゃいけない。その他・・・自転車レーンに携帯電でお話中の車が停車中・・・。荷物の上げ下ろしで宅配車が自転車レーンに駐車中・・・。命は惜しいので、基本、歩行者を避けながら歩道を走るのが現実的だと思う。よっぽど交通量が少ない時は自転車レーンの走行もできるかな・・と言う感じ。

よって自転車走行は基本的に歩道を走る事になるのだが・・歩道もカオス状態。老若男女が歩いていると言うか・・そこにいる。

ポケモンGO!の為にスマホを注視しながら立ち止まっている歩行者?・・・も避けなくてはいけない・・キャリーバックを引いている人、全く動きが読めない児童。昼食を目指す背広組の団体。杖をついている弱視の人。友人や老夫婦の自転車の並走。日本語が通じなさそうな人だって普通に連なって歩道を走っている。

事実、集中力を維持しないと危険回避が難しい。

3号線沿いのコンビニに出入りする車。ガソリンスタンドに出入りする車。ドン・キホーテで出入りする車。パチンコ店に出入りする車。・・危ないです。ピラーで死角になっていて歩行者・自転車が見えていません。

普通に事故にならないのが不思議なのだが、たまたま自分が事故に遭遇してないか、事故を目撃していないに過ぎない。

ここ数年、自転車がらみの事故は多発しているし、自転車が歩行者をハネて高額の交通事故損害賠償責任を課せられるケースも多いと言う。

一年間、4500円程度で保険に入れるなら入っておくべきだと思う。

過去5年間走っていて、目前に自転車が飛び出してきたり、携帯電話をしながら進路妨害する自転車がいたり、自転車同士でぶつかったり・・記憶を遡れば実際にあった。危ない瞬間が・・その時に100%過失は相手にあると言えるだろうか?

移動していてぶつかれば、その時点で「安全運転義務違反」に問われるだろう。「僕は、100%悪くありません」とは言えない。

10%の過失が有ったら、その分の賠償責任を課せられるのだ。

自転車だって当たりどころが悪ければ歩行者を死に至りしめるケースだってある。

以下ネットから引用

「THE LAST COP」出演俳優、マウンテンバイクで歩行者と衝突 苅羽悠さん
12月30日午前05時10分ごろ、東京都港区六本木の歩道で自転車と歩行者が衝突し、歩行者の40代男性が死亡した。警視庁麻布署は、自転車に乗っていた飲食店従業員の苅羽悠(かりわ・ゆう)さん(32)=東京都渋谷区=から重過失致死容疑を視野に事情を聴いている。同署によると、現場は港区六本木の陸橋上の歩道。苅羽さんがマウンテンバイクで走行中、反対方向から歩いてきた男性と衝突した。男性は転倒して後頭部を強打し、搬送先の病院で死亡が確認された。苅羽さんは勤務先から帰宅途中で「歩道に気を取られていて目を上げたら歩行者がいた」と話しているという。苅羽さんは俳優としても活動しており、今年10月~12月に放送された日本テレビ系の連続ドラマ「THE LAST COP/ラストコップ」などに出演していた。産経新聞 2016/12/30(金) 16:44配信

以上ネットから引用

苅羽さんは東日本大震災をきっかけに俳優仲間、桜野裕己、春陽漁介、星名陽平、山岡竜弘と共に池袋チャリンコ倶楽部を立ち上げ「役者として出来る事」をスローガンにチャリティーイベントや舞台公演の主催・演出も手掛けている。・・・様な人だったのにもかかわらず。

一部のニュースでは「歩道の点字ブロック」に気を取られていて・・と報じられていた。

精神分析的な話をすれば、ハンドルを握っている時に、無意識を発動させて他者に無用な攻撃性を向けたりしてはならない。例え相手が挑発してきてもだ。

それを回避する為には「自分に何かあったら家族はどうなる?会社の同僚や上司に迷惑かけるし・・」と自分に言い聞かせる。それが大人と言う奴だ。

飲酒運転など以ての外。意識が薄くなる分、無意識が発動しやすくなる。危険だ。酔っぱらい程、質の悪いものはない。まるで赤ちゃん返りをした様に無責任の極地に自分を置くことになる。

そんな事で一生を棒に振ってはならない。

今年もいい年にしましょう。

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