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ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

伊達直人と僕のランドセル体験(File.182)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

ラカン精神科学研究所 福岡 公式サイト
http://lacan.agency-inc.com/

以下ネットから引用

2010年のクリスマスに「伊達直人」名義で前橋市の中央児童相談所にランドセル10個をプレゼントした。これが大きな話題となり、同様の行為が「タイガーマスク現象」として全国に広がった。

2016年12月08日に「伊達直人」を名乗った河村正剛(まさたけ)さん(43)は実名を公表した。

以上ネットから引用

河村さんは家族環境に恵まれず、小学生のころにランドセルを持っていなかった事で悲しい思いをしたと言う。

現在53歳の僕が昭和38年生れだから河村さんは昭和48年1973年生れで日本の高度成長期からバブル経済への移行期が成長期であった筈だ。日本社会が「もはや戦後ではない」と言い、皆が経済復興を目の当たりにしている中でつらい想いをされたに違いない。

実は、僕自身もランドセルに関しては悲しい思い出がある。

精神分析の中で家族論や人の精神の発達過程を学ぶ中で随分謎解きはできたのだが、僕の養育環境は、さほど経済的に厳しい家庭でなかったにも関わらず僕は親戚の子どものお古のランドセルを小学校にからっていった。

「からう」とは九州地方の方言で「背負う」ことを「からう」と言う。

なんかのCMで「ピッカピッカの一年生」と言うのがあったが、同級生の皆が男子は黒のランドセル。女子は赤のランドセルをからっていたのだが、僕のランドセルはお古の赤いランドセルをペンキで黒く塗った・・なんというか、見るからに汚い海老茶色をしていた。

小学校の教室脇の廊下にずらりとならぶ黒と赤の新品のランドセルに中に一つだけ、異質な色をしたランドセルがあった。それが僕のランドセルだ。

さて、お古の赤いランドセルをペンキで黒く塗ったのは誰か?それは、とうの昔に亡くなったが、私の父方の祖母である。

祖母は地主の娘で明治生まれにしては女学校(福岡県立福岡中央高等学校の前身)出身で学もある人だったらしい。

この祖母、地主の娘で金は持っているくせに、自己愛者(ナルシシスト)で、同居家族を支配し家来や奴隷の様に従えていた。

自分の子供(息子)でさえ、奴隷(イエスマン)化しているので、孫である私なんぞは奴隷以下の家畜扱いである。その証拠に今でも私の右手の甲には祖母からアイロンでつけられた火傷痕が残っている。孫にアイロンで折檻である。今時なら立派な虐待。まさしく鬼婆。

実家は熱心に信仰をしてる家と言う事になっているが、孫の私からみれば、自己愛者の祖母が自分の言動を神格化するために、戦後、雨後の竹の子の様に出現した新興宗教の教義を家庭内に持ち込んだに過ぎない。

私の父も母も、自己愛者の祖母に振り回された被害者なのだが、そんな被支配的な立場で生まれ育った僕たち(孫)の精神構造が健全な状態である筈もなく、思春期を迎える頃から種々な問題が巻き起こる事になるのである。

1945年(昭和20年)敗戦を迎え、天皇を頂点とする日本帝国主義が崩壊した後、その精神的支柱を支えるために、祖母は、自分自身を仏とし、家庭内支配を開始。その家に嫁いできたのが私の母で、そこに誕生したのが僕たちだった。

今でも自己愛者と言う文言が出てくる度に祖母の顔が目に浮かぶ。

僕には「伊達直人」を名乗って恵まれない施設の子どもたちにランドセルを贈った河村さんの気持ちがよくわかる。

僕自身も未だにピカピカのランドセルに限りない羨望感を抱いている。50歳を超えた未だにだ。

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