ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

待機児童0は私達が望む日本の姿か?精神発達論的視点(File.178)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

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本日のヤフーニュースのタイトル見ました?

以下タイトル引用

東京都 保育定員を7万人増へ
保育所までバス送迎へ 大阪市

以上タイトル引用

育児中のヤングミセスを仕事場に駆り出すような政策を公約し「女性の働きやすい労働環境の実現へ!!」と言う耳障りのいい文言が並ぶのだが、女性の権利云々を普段から声高に叫ぶフェミニストオピニオンの発言も本来とは違う方向を向いている様で・・・

そもそも「男女雇用均等法」が施行されたのはバブル崩壊へ突き進む1985年。53歳の私が社会人の第一歩を踏み出したあの年である。

当時は、男女性差で当たり前のように賃金格差があったし、郵便局のアルバイトだって男は「外勤:配達」女は「内勤:仕分け」と性差で業務内容まで区別されていた。それが当たり前の世の中だったのだ。

ところが、人々の意識が変わり、女性の社会進出が期待され、同じ仕事をすれば、男女間で賃金区別はなし。求人も男だけ女だけの求人はNG。女性も外勤OKと言うふうに世の中の意識が変わった。

この法律が施行される事により、表向き「女性も男性と互角に渡り合える世の中になりました。めでたしでたし」となる筈だった。

世の中には、キャリアを積みたい女性もいれば、結婚して家に入って子育て専業主婦を目指して、花嫁修業をしていた人も普通にいた。

女はクリスマス24(歳)。男は大晦日31(歳)と言う婚期防衛ラインがしかれ、それまでには職場結婚→寿退社するのがベーシックな女子社員のあり方だった。

まぁ、短大卒の女性が数年しか在籍せず、寿退社する様を「腰掛け」と呼んだりもしたのだが、今となっては夢の様だ。

1989年のバブル崩壊、平成デフレスパイラル不況によって、日本の産業構造が変わってしまって、繁忙期だけ人手を派遣に頼り、賞与をもらえる安定雇用である正社員になれる人が少なくなった結果、女性が「専業主婦」するなんて「ありえな~い」世の中が当たり前になってしまった。

先ごろ、高学歴化する女子学生と言う記事に目を通していて大学院生の女子に「将来の希望は?」ときくと、なんと将来の第一希望は「専業主婦」だと。^^;

男女雇用均等法が施行され30年。紆余曲折あって、結局、目指すのは「専業主婦」。はぁ360度回転して元の位置に戻ってしまいましたってかんじ。

心が疲弊しました。

話を政治に戻します。

はてさて、育児をするヤングミセスに「子どもを他人に預けさせ」、専業主婦したいのに「仕事場に収容」する事が、日本国民の幸福計画なのだろうか?

大学院に行かなくても、旦那の給料で、専業主婦できて、育児もできる世の中にする事が政治のテーマで、選挙民が支持すべき政策なのではなかろうか?

東京都 保育定員を7万人増へ
保育所までバス送迎へ 大阪市

すべてズレている。

安定した内需型の雇用を生み出さないと危ないです。

かつて、大恐慌下の米国でフランクリン・ルーズベルト大統領が世界恐慌を克服するためにニューディール政策を行ったと習った。

僕らが少年時代みていた「トムとジェリー」と言うアニメーション作成も政策の一貫だったと言う話を聞いたことがある。

アベノミクスがダメだったら消費税も上げられない。

2020年、東京オリンピックまで、時間がない。

急がないと日本の未来が危ない!

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