ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

道路環境の変化とは?元乗務員の交通事情考察 その1(File.163)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

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以前、リターンライダーいわゆる中年ライダーの事故が増えている件で、1980年代とは道路状況が異なっていると言う話があった。

各々生活シーンが異なるので一概に~っと言う話はできないが、自分のタクシー乗務員の経験と自転車生活の視点で雑多な事を書き留めておこうと思う。

<経済状況の変化>

1990年を境にインフレからデフレに大きく日本の経済状況が変わった。

交通死亡事故の発生件数でみると高度成長期にピークを迎える(第一次交通戦争)のだが、次のピークは1990年前後(第二次交通戦争)で、経済活動が活発な時に交通死亡事故がピークを迎える。バブル時代を思い返せば猫も杓子も車やバイクを持っていて、用もないのに「暇だからドライブいきましょう感覚」だったし、ちょっと綺麗な女のコにはアッシー君がいて、生きているだけで普通に無料の送迎サービスが付いていたのだ。

今は普通の綺麗な女のコでさえママチャリでなく、スポーツ自転車で日常の移動をこなしている。中洲(西日本一の歓楽街)のホステスさんでさえ自転車通勤で「私達の若かりし頃には考えられなかった事」と中洲のママさんが嘆いていた。

要するに交通手段が乗用車から自転車にシフトしたのだ。自分自身も今は普通に自転車利用者だが、都市部の駐車事情を考えると、駐車場を探している間に移動できそうなので、当分、クルマやバイクのお世話になる事はなさそうだ。天候の関係で自転車が利用できない時は便利なタクシーを呼べばよい。これが、通勤や子育てで、どうしても必要な人はクルマに頼らざる負えない。

よって、交通事故や死亡事故は減って当然で「人々の安全運転意識が高まったから事故が減りました」と言う状況ではないのだ。

私がタクシー乗務員をしていた時、最も恐れたのが自転車の存在で、音もなく近づいてきて、あっと言う間に目前を横切る。毎日「今日も自転車にぶつかりませんように」とお願いして営業を開始していた。

今、私が20年ぶりにバイクに乗って走り出したたら、普通に3号線の車道(第一車線)を走る自転車に困惑するだろう。多分、バブル時代は原動機付自転車に乗っていた人々がシフトして、今は自転車利用者になっているのだ。

福岡市位の街のサイズだと十分自転車生活は可能なので、わざわざ都心の駐車スペースが限られているオートバイや維持費が高額な乗用車に乗る必然性はないのだが、ここまで自転車が多いと自転車絡みの事故が増えるのは必然と言えるかもしれない。

願わくば、無意識の攻撃性を表象化して事故の加害者になる事は避けたいものだ。

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