ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

あきらめの心理学的経済学 (File.107)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

あれあれ日銀黒田総裁。実質マイナス金利でなんとか景気を下支えしてるうちに、円安誘導して、輸出産業を盛り立てて(株価上昇)、景気回復させて、日本経済をデフレからインフレにチェンジ、その後に増税と言うロードマップでしたよね。

一向に、消費者に消費マインドは回復せず、株価が上昇しているのは、安売りや倹価企業の株価ばかり。

私(精神分析家)は、思うんですが、人間の欲望は他者の欲望ですので、他人が無理して見栄張って値のはる商品を購入したりプレゼントする様な状況でないと、欲望が欲望を呼ぶプロセスには突入しないと思います。

基本、人は他者に承認して欲しいと言う欲求を持っていますので、羽振りのいい自分を演出したいのですが、お金がないと見栄も張れません。

やはり、継続的に収入がみこめるお仕事(雇用)が増えないと景気回復(インフレ)は無いのでしょうか?財政出動で景気が良くなる企業は、限られた企業のようです。

そもそも、お金を使う上でも心理状態は重要で、株価は上がっていくだろう、土地の値段は上がっていくだろう、給料も上がっていくだろうと国民の大多数が何の根拠もなく信じてい安心していたので経済がまわっていたのでした。

ところが、1989年以降、国民は必ずしもそうではないんだなと学習しました。

経済のグローバル化の名のもとに、安い人件費で製品をつくる事が最重要課題になっていて、すでに国内製造業は疲弊。本来、国内で高い賃金を得られる筈の人がリストラされました。よって、国内の景気が回復する事はありません。

一部、富裕層が高級品を購入し、その他は、安い人件費で作られた安い商品を、低賃金の人が購入するのです。代表例:ユニクロがそうでしょ?

1989年のまでの理屈で、今の日本の経済を良くするのは理屈的に無理です。経済的には総一億中流状態が一番好ましい状態であったのでないでしょうか?他国から最も成功した社会主義国は「日本」と言われていたのを思い出します。

この際、おかしな事になってしまった自由主義、資本主義社会を脱皮して、社会主義国へ転換してみてはどうでしょうか?医療費ひとつとっても、10年経てば、今、60歳の人は70歳に、今、70歳の人は80歳になるのですよ。だれが、増え続ける医療費・年金を負担するのですか?バブル経済のバの字もしらない、正社員になった事もない若者に高率な消費税を払わせて社会保障(医療費・年金)を支えるのですか?もう、既に待ったなしです。

数十%の間接税を導入し、半社会主義国になって、教育費、医療費、年金を支えるしかないのではないでしょうか?

私は、欲望で経済を支えるのは限界とみています。

マイナス金利で騙し騙し経済を支えていけるのでしょうか?

バブル崩壊時から、経済学者の言うこ事はあてにならないと思う様になりました。が、どなたか説得力のある方のお話を伺いたいと思います。

景気回復・・それは、人々の「欲望」がガーンと放出される時ですよね。

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