ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

デスノート Light up the NEW world の考察(File.103)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

東出昌大桐島、部活やめるってよ-の菊池くん。
池松壮亮:紙の月で宮沢りえにたかる大学生
菅田将暉:何者・・など、チャラい男性役がはまる。

ノッてる俳優さんの共演が楽しみで鑑賞してきました。私、原作も前作の映画も観てません。でも、なかなか面白かったです。

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物語の冒頭、川栄李奈さんが、デスノートを使って、顔を合わせた相手の名前と寿命が見える「死神の目」を使い、無差別に殺人を繰り返すところは、ぐっと引き込まれました。通行人がバタバタ心臓発作で倒れ、その度に「キャー!キャー!」渋谷がパニックになっていくんですもの。誰かをこっそり暗殺するのではなく、次々と無差別殺人ができる「死神の目」の設定も劇中で初めて知りました。

で、加藤智大死刑囚が引き起こした「秋葉原無差別殺傷事件」はこんな感じだったのかな?と恐怖しました。

前作でLを演じた松山ケンイチやキラ役の藤原竜也は登場しないのですが、それなりの世界観が構築できていて面白かったです。

当然、リアルな世界には「デスノート」は存在しませんが、それに類する物として「他者の生殺与奪を左右する」決定権を持つ権力者が存在します。

劇中では「デスノートを持つものは狂う」「自分を正当化し、保身に走る」と表現されていました。

絶対的な力や権力を持つのだから、それを活用して、社会の為とか、他者から感謝される慕われる様な事をすればいいのに、権力者は、独裁に走って、往々にして非業の最期を遂げます。

そう言う意味に於いても「デスノート」は、死神からみた人間の愚かさや業をテーマにした作品なのではないのでしょうか?

日本の冠たる大企業グループの歴代の社長が粉飾決算の疑いで事情をきかれるなど、持っての他。社員にはリストラや早期退職を勧めておいて、自分の会社運営は粉飾。「タイは頭から腐る」とはよく言ったものです。

劇中ではメインキャラの父も母も登場しません。

悪魔のささやきに耳を貸さない、死神の口車に乗せられないように、子どもの社会性を育むのは父の役目。健全な自我を育むのは母の約目です。

心の病、親子関係、引きこもり、子育て、子どもの問題行動、オールOK子育て法など、ご相談承ります。

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