ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

青森市立浪岡中 葛西りま 飛び込み自殺 セラピー(File.099)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

イジメは無くならない。これが現実。

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2016年08月25日ある女子中学生が自ら命を絶ちました。

女性転落、普通列車と衝突死亡/JR奥羽線

25日午前10時04分ごろ、藤崎町のJR奥羽線北常盤駅で、弘前発青森行きの普通列車がホームへ進入時、線路上に転落した成人女性と衝突した。JR青森支店によると、女性は衝突により死亡。ホームから線路へ飛び込んだとの目撃情報があるという。

飛び込み自殺の続報

駅で死亡は浪岡中2年女子、自殺か

25日に藤崎町のJR奥羽線北常盤駅で起きた人身事故で、死亡した女性が青森市の浪岡中学校2年生の女子生徒だったことが27日、複数の関係者への取材で分かった。自殺の可能性が高いという。事故前日(24日)は2学期の始業式だった。女子生徒の周辺から、いじめに遭っていたことを示唆する記述が見つかっており、学校側はいじめがなかったかどうかを含めて調査している。

通常だったら、よくある中学生の自殺報道なのだが、今回は地元の「黒石よされ写真コンテスト」が絡んでくる。

08月25日に自殺した青森市内の女子中学生「葛西りま」さんを撮影した写真が最高賞「黒石市長賞」の授与の内定を取り消された問題で、黒石市の高樋憲市長は10月19日、方針を撤回して同賞を贈ると発表した。

写真コンテストは、祭りの振興を目的としたものであるから、市長賞の被写体が自殺者である事が物議を呼び起こす事を懸念した協会が授与の内定を取り消し・・結果として、内定取り消し自体が物議を呼び、批判苦情が殺到、黒石市長が平謝り「取り消しの撤回」を発表する事となった。

そして、真っ赤な和傘をバックに素敵な笑顔を振りまく「葛西りま」さんの写真は全国に公開される事になった。イジメで自殺した中学生として。

この事件に関して、スマホに残された「葛西りま」さんの遺書が公開されている。

当然、加害者の名前を含む個人名は遺書上では黒塗りにされているが、既にネット上ではイジメ加害者であるとされる個人名や顔写真が公開されている。まるで犯罪加害者のクラス写真がネット公開されている状態で、いくらイジメの加害者だとしても、プライバシーも何もあったもんじゃない状態。ツイッターやブログの暗部が曝け出された様な状況となっている。

先に公開された映画「何者(2016年)」でも大学生らが就活する上でツイッターフェイスブックで交流・情報交換する様が描写されている。映画のオチとしては、表面上のツイッターフェイスブックの書き込み「お互い頑張りましょう」は上っ面の交流に過ぎず、裏アカウントでは、非難めいた本音「そんな事してもしょーがねーだろ」が綴られていたのであった(就活ホラーみたいと評する向きもあった)。

今や小学生でもスマホで「ポケモンGO」をするご時世なので、中学生でも個人所有のスマホでLINEやツイッターを駆使して、気にい要らない学友の悪口を言いふらしたり、LINEで仲間はずれにしたり、暴行して写真撮影・動画撮影、ネット上に投稿・・と、それは凶器・殺傷兵器と言っていいくらいの使い方ができる。

ネット上の情報を漁ると「葛西りま」さんがイジメにあっている事は家族も知っていて、学校側にも何回も相談し、転校の話も出ていたそうなのだが、狭い地域では横繋がりも濃くて、例え転校してもLINEで情報がすぐに伝達されて、転校先でもイジメられると「葛西りま」さんは認識していたらしい。

元カレはイジメに加担、親に相談してもダメ、先生に相談してもダメ、学校も相談してもダメ、転校してもイジメからは逃れられない。「それならいっそ死んでしまおう」思い切って列車が来ているホームから線路へ飛びこみ。・・2016年08月25日。僅か13歳。

『亡くなる時、何度も後ろを振り向いて泣いていた。お気に入りの服と靴を身に着けていた』列車に飛び込む直前に防犯カメラに映っていた葛西りまさんの最後の姿だそうです。

親に心配かけまいとして頑張ったんだよね。

そんな学校行かなくていいのに。学力なんてどうにでもなるのに。高校で逆襲する事もできたのに。

九州人の私からすると青森の地理に疎いのだが、Google地図で確認すると、葛西りまさんが通っていたのは青森市立浪岡中学校(青森市浪岡大字浪岡)最寄りの駅はJR奥羽本線浪岡駅。葛西りまさんが自殺したのはその隣の駅のJR奥羽本線北常盤駅(青森県南津軽郡藤崎町)。写真コンテストを催したのは黒石市観光協会青森県黒石市)で、黒石市青森市の東に隣接する自治体。・・と言う位置関係になる。いずれにせよ、狭い地域の中で起こった事件。

以前、滋賀県大津市立皇子山中学校で、生徒が自宅マンションから投身自殺をした件で「自殺の練習」がマスコミで大きく取り上げられた。加害者側の事件正当化と居直り、また学校や教育委員会ぐるみでの事件隠蔽に対して女性市長が対応を迫られ、全国的な注目を集めたのは記憶に新しいところ(2011年10月11日)。

http://agency-inc.com/suicide/

「葛西りま」さんが受けたイジメの内容もひどくて、学校に何をしに行っているのかわからない。これでは「人がどんなイジメをされたら苦痛で自ら死を選ぶのか?」を実験する場所ではないか。

事件の詳細・遺書・加害者クラスメイト・学級担任の個人情報は検索したら沢山でてきます。

同年代の子どもを集めて学習の機会を与えるのは、実社会に羽ばたく前に「社会性」とか「協調性」とか「助け合いの精神」を学ぶ為であって、方程式や年号や化学式を理解する為なら、学校に行く必要はありません。自宅学習で充分。

飛び込み、飛び降り、首吊り。

現実に、これだけの生徒が「非業の死」を遂げている現実を直視したら、恐ろしくてかわいい我が子を学校へなんかやれますか?おまけに事が起こった後は隠蔽工作

スクールカーストを構成し、表面上は敵意を露わにせずとも、裏で、管理者が見えないところで、イジメのターゲットを追い詰めていく。それも、クラスの大多数で、毎日、そんなところに行かされたら自立神経失調症になって当たり前。

不登校(登校拒否)をする方がいいと思います。何回も言いますが、学力は自宅学習で養えます。死に追いやられる為に義務教育の学校へ行く義務はありません。むしろ、教育環境を整える義務は青森市(行政)にあって、子どもたちには教育を受ける権利があるのです。

青森県青森市にいる必要もありません。東京だって、海外にだって活躍できる場所はどこにでもあります。青森に執着しないで下さい。

子ども社会は大人社会の鏡と言います。

イジメは無くならない。これが現実。

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