デキ婚 離婚 虐待 性倒錯 引きこもり のセラピー(File.095)
こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。
進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com
仕事柄、親子関係や引きこもりに関する相談を受けるのですが、問題の根源の1つに家庭崩壊があげられます。
ラカン精神科学研究所 福岡 公式サイト
http://lacan.agency-inc.com/
現在53歳の私の子ども時代の日本は高度成長期と言われる時代で1945年に焼け野原で迎えた終戦から20年から30年で、まさしく大規模復興の過程でした。
一家は三世代同居が当たり前で、経済活動も個人商店が活発で、校区単位に商店街があり地域コミュニティーが成立していました。箱崎、馬出、吉塚、千代。子どもの顔をみれば、なんとか町の魚屋の長男のだれだれ君・・と周囲の大人たちが知っているような・・・映画「ALWAYS 三丁目の夕日(2005年)」的な世界観が成立していた時代です。
総一億中流と言う言葉もあり、貧富の格差や閉塞感も今ほどではなかった様に思います。ただ、情報メディアはテレビ新聞ラジオ、通信は固定電話と郵便でしたので、知らなくていい情報は知らずに済んでいただけなのかもしれません。
少子高齢化・婚活・デキ婚・就活・・・社会情勢は日を追うごとに激変していきます。
私達の親世代ですと恋愛結婚より見合い結婚が主流の時代だったのですが、今では「デキ婚・できちゃった婚」の割合が増えているそうだ。
ネット情報を拾ってみると・・・
厚生労働省が調べたできちゃった結婚(2010年)
・15~19歳 81.7%
・20~24歳 58.3%
・25~29歳 19.6%
・30~34歳 10.9%
・35歳~ 10.3%
・全体平均 26.3%
全体平均で26%、なんと、十代、二十代で「デキ婚」の方が主流となっています。
ブライダル関連のサイトを閲覧してみると「デキ婚」を「授かり婚」と言い換え、メリット!不妊治療を必要としない、結婚即子どもがいる正月とお盆が同時に来たようなおめでたい「幸福な家庭生活を送ることができる」と推奨していて驚かされました。
普通に考えて、まだまだ社会経験も少なく経済的な基盤もできてない若い男女が成り行きで父母生活を始めて上手くいくでしょうか?
できちゃった婚の離婚率をリサーチしてみると・・・
でき婚の19歳以下の夫婦、2組のうち1組は離婚していることになります。さらに統計を調べてみると、10代のでき婚の夫婦が5年以内に離婚する確率が80%もあることが分かりました。
案の定です。20代のデキ婚も似たような感じでしょう。
若い二人はやり直しがきく・・それはいいのですが、問題は、シングルマザーに育てられる事を運命づけられた「赤ちゃん」「子ども」です。
カップルの親、子どもの祖父祖母が富裕層で、赤ちゃんの養父母になれればまだ救われますが、若い女性が幼い子どもをかかえ子育てするとなると、家庭なし、父不在の養育環境となります。
若い女性が、幼い子どもを抱え再婚。連れ子が継父から虐待される、性的暴行を受ける、こんな事件は、いまや世間でベタ記事化しています。
劣悪な養育環境の子どもの精神の発達はままならず、社会参入できず「引きこもり」父不在で「性倒錯」。結果、男にも、夫にも、父にもなれない、なろうともしない人達が社会に増えて行く事になります。
子どもの養育には、父性を持った夫に守られた精神的にも経済的にも安定した妻・母親の存在が不可欠。
子どもは、温かく柔らかい母の胸に抱かれ、愛情が満ち満ちた微笑みの「まなざし」の中に初めて自分の存在を意識し、オッパイを吸う。母と一体化し万能感・基本的信頼感を獲得する。
人の心の発達は如何なる段階を踏むものなのか?学習される事をオススメします。
心の病、親子関係、引きこもり、子育て、子どもの問題行動、オールOK子育て法など、ご相談承ります。
ラカン精神科学研究所 福岡 公式サイト
http://lacan.agency-inc.com/
オールOK子育て法 再考察
http://agency-inc.com/all-ok/
ラカン精神科学研究所 福岡 公式サイト(スマホ対応)
http://agency-inc.com/for-pad/
精神分析家のセラピー日記(進志崇献)
http://agency-inc.com/journal/
進志崇献(しんしそうけん)公式フェイスブック
https://www.facebook.com/lacan.msl.f
進志崇献(しんしそうけん)公式ツイッター
https://twitter.com/lacan_msl_f