ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

子育て 同性愛 セラピー(File.093)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

一橋大学法科大学院生の男性が、同性愛者だと同級生に暴露された(アウンティング)ことをきっかけに大学内の建物から転落死したのは、2015年08月のことだった。

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男子学生の両親は、暴露した同級生と「対応を怠った」として大学に対し、合わせて300万円の損害賠償を求める訴えを起こし、2016年08月05日に第1回の口頭弁論が開かれました。男子学生の妹は会見で「同級生の一言で兄を死に至らしめたことは許せない」とのコメントを読み上げました。一橋大学は「訴訟に関する本学の立場は、法廷の場で明らかにしていきたい」としています。

同性愛である事を暴露する事をアウンティングと言うらしい。

同性愛者:A君が同級生:B君に告白した事が端を発する事件なのだが、なぜにB君がアウンティングをするに至ったのか?なぜにA君が自殺に至ったのか?裁判の過程で明らかになればいいのだが・・・・。

精神分析の世界は奥が深く、最近は性倒錯について知識を深めている。「性倒錯の構造 フロイトラカンの分析理論」 著者:藤田博史 を参考にしているのだが、そもそも同性愛と言うものは、変な趣味とか、奇異なものではなく、誰でも養育環境のあり方によっては同性愛者になる事がありうるし、同性愛だから劣っているとかそういう概念のものでない事がわかる。

例えば女性が男性の同性愛を描写した所謂、ボーイズラブの小説を好んで読む心の構造や、母子家庭の子どもが同性愛者になる構造が理解できた。

映画「怒り」の中で妻夫木聡綾野剛の同性愛が描写されるのだが、意外と美しかった。

また、今後、同性愛者は増えていく可能性が大きいのかなと感じた。今時、母子家庭やシングルマザーとして子どもを育てている人は珍しくもないし、社会通念としてむしろ当たり前になりつつある。

ただ、逆に、息子や娘が同性愛者になると孫の顔が拝めなくなる・・それは困ると思うなら、それなりの子育てをしなければならない。

私は知らなかったのだが、かのモナリザのレオナルド・ダ・ビンチは同性愛者で、ダ・ビンチが子ども時代を二人の母によって養育された事(父不在)が大きな影響を及ぼしていると言う。

レオナルド・ダ・ビンチは美少年ばかりを自分の弟子とし、母親的に彼らを可愛がったと言う。

人の心の構造は摩訶不思議なもの。LGBD・・・

LGBD:性的少数者を限定的に指す言葉。 レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(出生時に診断された性と、自認する性の不一致)の頭文字をとった総称であり、他の性的少数者は含まない。

LGBD問題が世間を騒がす事が多くなるかもしれないが、人の心の構造を理解すれば、その人の養育環境まで推測することができる。

知らずに差別したり避けたりするのはお互いにとって不幸だと思う。興味関心のある方は学ばれる事をオススメします。

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