ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

悲劇のアイドル岡田有希子の考察(File.081)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

電通の高橋まつりさんの投身自殺の件もあり、30年前の悲劇のアイドル「岡田有希子」さんの事を思い出しました。

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私の様な九州の人間でも、たまに上京し新宿区四谷4丁目の交差点に差し掛かると、あの事件を思いだす。まぎれもなく衝撃的な事件の現場として記憶に残っているからだ。

以下ネットから引用

日本テレビの『スター誕生』の第46回決戦大会で優勝。桜田淳子松田聖子らを輩出していたサンミュージックから、アイドル歌手としてデビューした岡田有希子は、あっという間にスターの座に上り詰めた。ところが、絶頂期を迎えた1986年04月08日にサンミュージックの屋上から飛び降り自殺を図ったのだ。

以上ネットから引用

もうあの事件から30年経った事になる。当時私は、就職したばかりで、仕事に慣れる事に忙しい日々を送っていた。世の中の経済状態もよく、大企業による正社員の大量採用が問題になっているような・・・今から考えれば少々浮ついた時代であった。

トップアイドル岡田有希子さんの投身自殺は当時の若者にとっても衝撃的なニュースで、若年層の後追い自殺が社会問題になった。

今で言えば「広瀬すず」や「有村架純」が自殺する様な事件なのだから・・・

当時、私は学生時代のラジオの深夜放送を聴く習慣が残っていて、OBCのサタディーバチョンをきいていた。パーソナリティの浜村淳さんが若者の後追い自殺の多発を危惧して「若者よ君はアイドルではない。後追いをやめよ」とリスナーに呼びかけていたのを覚えている。

ポスト松田聖子の最右翼にいた岡田有希子がなぜに投身自殺をするに至ったのか?

ネット上に跋扈する情報を精査すると親子程も歳の離れた俳優「峰岸徹(当時43歳)」氏との淡い恋愛の悲しい末路を悲観、リストカット自殺未遂が大きな騒ぎになってしまって、投身に至ったと言う事なのだろうか?他に岡田有希子(当時18歳)さんが興味関心をもっていた俳優は「舘ひろし当時(36歳)」さん・・・ストライクゾーンはそこですか。

岡田有希子さんの家庭環境や養育史の情報を漁ってみると、どうも望まれて生まれた子どもではなかったとか、有希子さんが20歳になったら両親は離婚する筈だったと言う話が散見していたり、母娘関係も良好と言うより、かなり厳しい家庭環境であった事が伺える。
両親に強固に反対された芸能界入りを努力に努力を重ねて認めてもらったり、親子ほども歳の離れた俳優を好きになる件は、自分を認めて欲しい承認欲求、更には、父への求愛ともとれる。

岡田有希子(18歳)の時、峰岸徹氏は(43歳)。峰岸さんにしてみれば、自身は離婚はしていたものの、未成年のアイドルから好き好き言われても困ったであろうし、まさか、遺書に自分の名前が書かれるなんて夢にも思わなかっただろう。そんな、峰岸氏も2008年10月すでに他界している。

今や伝説化した悲劇のアイドル岡田有希子さんに纏わる情報はネット上に沢山あるのだが、18歳のトップアイドルがなぜに投身自殺をするに至ったのか謎解きをする鍵は残されていなかった。

優等生で、良い子で、ケガレない存在であり続けた岡田有希子さんにとって、魑魅魍魎が跋扈する芸能界はつらい世界であったのかもしれないし、飛び込みは「母への飛び込み」の置き換えと言われるので、本当は、最後の最後は母を求愛したのかもしれない。

岡田有希子さんは「基本的信頼感」を獲得していたのだろうか?

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