ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

映画 ハプニング( 2008年)の精神分析的考察(File.070)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

映画 ハプニングを観ました。謎解きが面白かったです。

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Amazonプライムビデオのお陰で、見逃していた過去作が手軽にチェック出来るようになった。隙間時間でチェックしていくのもなかなか大変ですが、今回、取り上げるのは・・。
ハプニング(2008年)です。シックス・センス(1999年)のシャマラン監督作品で、前評判は悪かったものの興行成績はまぁまぁだった様です。

さて、派手な爆発シーンがあるわけでもなく、ゾンビが登場するわけでもない本作品。ホラーでもないのに、市井の人々が突然自殺し始めます。ビストルで、飛び降りで、車で激突して。原因不明、まるで空気感染するかのごとく、変調をきたして死んでいく。

テレビやラジオや携帯電話からの情報を鵜呑みにしながら、人々は逃げ惑います。

ミツバチが急にいなくなった。自然の営みは人知を超えたものがある。急激に増えた後沈静化する。微積分。倍々ゲーム。劇中に登場するキーワードで謎解きができる様になっています。

私たちは平和な日本で生活していて、今日死ぬかもしれないと思いながら生活をする様な状態ではありません。

現実には、突然、足場の鉄パイプが落ちてきて頭部に突き刺さるかもしれないのに(つい先日、実際にありました)。

仕事や通勤でバイクやクルマに乗っている人は、今日、事故死するかもしれないし(Youtubeの事故動画をみればリアル)。

若くして脳梗塞を発症する若年性脳梗塞もあるし。

意味不明の殺人事件も多発するし。

こう思うと映画「ハプニング」の劇中の人々と自分たちの置かれてる立場にはそう変わりはないのかもしれません。

不慮の事故か、寿命か、自殺か・・・いづれにしても死んじゃいます。

こう言う論を展開すると「人は何の為に生きているのか?」と言う哲学的な問いを自問する事になります。

精神分析の世界では、人は日々生まれ変わっていると言う考えがあます。今日の自分は死んで、新しい自分が生まれ「投企」していくと言う考えです。

20年前の貴方と今の貴方は同じ人ですか?多分かなり成長しましたよね。10年前の貴方と今の貴方は同じ人ですか?多分それなりに成長しましたよね。では5年前の貴方と、1年前の貴方と、半年前の貴方と、3ヶ月前の貴方と、1ヶ月前の貴方と、半月前の貴方と、1週間前の貴方と、昨日の貴方と比べて・・・ちょっとづつ成長してますよね。

欲望の対象に向かって・・・

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