ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

レオナルド・ダ・ビンチ同性愛の考察(File.067)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

絵画「謎の微笑み、モナリザ」で有名なレオナルド・ダ・ビンチが同性愛者だったと言う話を考察します。

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私の世代でモナリザ、レオナルド・ダ・ビンチ(イタリアのルネサンス期を代表する芸術家)が有名になったのは、モナリザ展、1974年(昭和49年)04月20日~06月10日、東京国立博物館:と記憶しています。11歳の頃で、私にとっては、そろそろ社会的な事に興味関心が向う頃でした。

人気歌手:郷ひろみさんの7枚目のシングルレコード「モナリザの秘密」がリリースされたのは1973年12月で、いわゆる世間はモナリザブーム状態でありました。

「レオナルド・ダ・ビンチ」についても、多彩な人で、モナリザの他にも最後の晩餐、昔の全日空(ANN)のマークの元となったペリコプターの設計図をはじめ各種飛行機の設計図、各種人体解剖図を書き残した人と紹介されていました。

しかし、レオナルド・ダ・ビンチ同性愛者説はまったく知らなかったのです。

性倒錯の構造 フロイトラカンの分析理論 著:藤田博史の第2章 男性同性愛の病理 の解説で初めて知りました。興味を持ってネット検索すると、レオナルド・ダ・ビンチのウィキペディアにもその旨の記載がありました。

もちろん、ダ・ビンチは15から16世紀の人なので、残された資料から推測するしかないのですが、ダ・ビンチは0から5歳までは母子家庭で過ごし、父不在であった為、ダ・ビンチにとっては母親が「ファルスを持つ母性」と言う対象となった影響が大きいとの説明がありました。後に、ダ・ビンチは男性でありながら、成長した後に、かつての母の位置に自分を位置づけ、過去の母子関係をイケメン(同性)の弟子との関係性において再現した結果、同性愛関係を持つようになったと言うことでした。

現在、メディアに露出する同性愛者の方々も多彩な才能をお持ちで、びっくりする事が多々あるのですが、なぜに、異性愛でなく同性愛と言う関係を持つに至るのか?精神発達論から解き明かすのは大変興味深い事です。

歴史的には子を宿さない性愛の形としてタブーとされる時代が長かったのですが、精神分析的には、象徴界に登録した文字が「男性」か「女性」か、何も登録しなかったか?と言う線引で解説されています。

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