ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

富士通よお前もか レノボとパソコン事業統合の精神分析的考察(File.036)

 こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

昨日は、原付自転車でホンダとヤマハの提携話が報道されていたと思ったら、今度はパソコンで富士通レノボだって。

進志崇献(しんしそうけん): lacan.msl.f@gmail.com

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http://lacan.agency-inc.com/

以下ネットのニュース引用

富士通がパソコン事業を世界最大手の中国、レノボ・グループと統合する方向で調整していることが05日、分かった。分社化したパソコン事業にレノボが過半を出資する方向で調整している。早ければ月内の合意を目指す考えで、富士通レノボとの事業統合により競争力強化を目指す。

以上ネットのニュース引用

以下半年前の月刊精神分析から引用

32歳ガン漂流奥山貴宏2106年05月号
http://agency-inc.com/cancer/

例えば、奥山氏が使用していたノートパソコンは「ソニーバイオノートSR」なのだが、2016年現在、既にSONYVAIOブランドを手放しており、VAIOVAIO株式会社が製造しソニーストアで販売するパソコンに様変わりしている。奥山氏はこう云う事態を想定できただろうか?

2004年 IBMのPC事業部が中国Lenovo Groupに売却
2007年 日立製作所が個人向けの生産を中止
2010年 シャープがパソコン事業から撤退
2011年 NECが中国・レノボとの提携でパソコン事業の合弁会社を設立
2014年 ソニーがパソコン事業を日本産業パートナーズに売却
2016年 東芝が中国・浙江省にある杭州工場を売却し生産から全面撤退する方向で調整
2016年 富士通がパソコン部門の分社化を発表
2016年 パソコン統合交渉、白紙に=東芝富士通VAIO

以上半年前の月刊精神分析から引用

・・で、結局、立ち行かない事業はIBMもNECも富士通中国企業と統合したと言う事ですね。

ノートパソコン(dynabook)を世に送り出した東芝PCも風前の灯で、最後の砦は、信者を持つパナソニックの「レッツノート」とソニーではない「VAIO」のみ。

IBMがパソコン事業から撤退する時に「パソコンはコモディティ化してしまって差別化が難しい」とかっこいい理由を述べたのは有名な話。

最近は、スマートフォンタブレットの普及で、パソコンの出番が少なくなって来たのは事実。今の若い人はキーボード入力より、フリック入力の方が当たり前なのかもしれない。そう言っている自分でさえ、先日の出張はノートパソコンを持参せず、AmazonのFireタブレットで済ませてしまった。長文入力の仕事をしないなら、情報検索はFireタブレットで事足りる。

映画やテレビドラマの過去作のチェック、書籍から商品の購入まですべては「amazonプライム」で完結。コンビニは商品の取次店になってしまった。レンタルDVD店にはずっと行っていない。世のOSはiOS(アップル)かAndoroid(グーグル)、Windows(マイクロソフト)だけ。

着々と支配が進行している。

自動車だって、自動運転システムがどこかの企業が牛耳れば、トヨタだろうが日産だろうが、自動運転システムは共通と言う日がやってくるのではないだろうか?。調べてみると、日本と同様に「左側通行・右ハンドル」の国はイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、インド、シンガポール、マレーシア、香港など。こういった状況でさえ、グローバルスタンダードの名のもとに世界共通「右側通行・左ハンドル」にならない可能性もなくはない。

僕は覚えている。沖縄が本土復帰する時1972年(昭和47年)5月15日、僕が小学生の頃。当時は、沖縄の施政権がアメリカにあった為、沖縄は紙幣はドルが流通していて、車は「右側通行・左ハンドル」であった。それが、日本本土復帰に為に「左側通行・右ハンドル」に改められたのを・・。

末端の利用者の意向など、無視されて無情に変化の波は押し寄せる。現状に適さないものは「支配の構造の名」のもとに淘汰されていくのだ。

勝手にパソコンのOSがWindow10にアップグレードされて、消費者庁に多数の苦情が寄せられたのはつい最近の事。頭にきて、ワードとエクセルは他社のクローン製品に乗り換えた。

これだけ科学技術が進化し、我々の生活環境はガラガラと音をたてて変わって行っているのに、肝心の人の精神構造は、ずーと変わっていないのである。

それどころか、親から子どもへ、子どもから孫へ、心的遺伝子は確実に継承され、ある世代でにっちもさっちもいかない状況を生み出している。問題行動、非行、引きこもりなど。本当は、もっと、精神的発達や、親子関係にしっかり対峙する時なのではと思うだが、世の中の状況は「0才児保育」が前提の有様で、今、幼児期の子ども達が思春期を迎える頃には、星新一ショートショート「遠大な計画」の様な話が現実化するのでは?と危惧を持ってしまうのです。

親子関係、引きこもり、子育て、子どもの非行など、ご相談承ります。

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