ラカン精神科学研究所 福岡

福岡の精神分析家 進志崇献 が精神分析的視点で綴っています。人はコンプレックス(無意識)に支配されています。

「シネマハスラー」君の名は。にみる「ライムスター宇多丸」の精神分析的考察(File.026)

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

いやぁ映画って本当にいいもんですねぇ。

進志崇献(しんしそうけん): lacan.msl.f@gmail.com

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今や地上波のテレビ番組をリアルタイムで視聴する機会がほぼ無くなった私ですが、Amazonプライムビデオで映画やテレビドラマの過去作をチェックする以外に意識して視聴するコンテンツが宇多丸師匠の映画評論番組「シネマハスラー」である。

ネットで情報を集めてみると正確には「ザ・シネマハスラー」なのだが・・・「シネマハスラー」とは、ライムスター宇多丸のTBSラジオのウィークエンド・シャッフル(毎週土曜日夜放送)の人気コーナーなのだ。

中継局に福岡の放送局がないので、本来は「radiko.jpのプレミアムのエリアフリー聴取を」利用してTBSラジオを視聴するのが筋なのであるが、なにせYoutubeに動画としてすぐアップされるのでコメント欄のチェックを併せてYoutube動画を楽しんでしまう。すみません。

宇多丸師匠は、ヒップホップグループ・RHYMESTERのメンバーで音楽活動もされているのだが、私はついぞ曲を聴いたことがありません。ごめんなさい。

かつては、映画の評論と言えば、淀川長治(サヨナラおじさん)、おすぎとピーコや、浜村淳さんだったのだが、今や完全にお株を奪われた感じで、私は映画鑑賞と宇多丸師匠の評論をセットで楽しんでいる。

宇多丸師匠の評論を聴いているとメタファー:隠喩とかメンター(導く人)とか当たり前に出てくる。「この人、結構心理学関係の本を読んでいる筈」と思いまながら、宇多丸師匠のウィキペディアをチェックしてみると、宇多丸師匠の本名は「佐々木士郎(ささきしろう」と言い、父親精神科医石川信義・・ありゃ、お父上は精神科医だそうで、そりゃ心理学用語を知っていて当たり前だと納得する。

ネット検索すると、小島慶子さんとのやりとりの中での宇多丸師匠の語り・・以下引用

光文社新書から出ております、『精神医療に葬られた人びと 潜入ルポ 社会的入院』織田純太郎さんという方が書かれている本なんですけど、

(中略)

よく色々ずっと子供の頃から精神医療の話を聞かされて(父親から)、限界を感じて、今、隠居状態になってて、何が限界なのか?で、やっぱ最終的には国のシステムのこともそうだし、その手前の段階としてこういう問題があるんだということを、広くみなさんに知っていただくことが先決かなと思いまして、ちょっとこの御本を紹介させて頂きました。

以上引用

何ていう話が出てくる。さすが精神科医の息子である。

2016年10月01日の「ザ・シネマハスラー」で取り上げられたのは「君の名は。」。この映画、の評論としては座組が素晴らしく、現時点での日本アニメ作品の映画史に残る傑作と言ってよいと評論されていた。

私は「新海誠」氏の存在を知らなかったので、細かい事はわかりませんが、とにかく画力に圧倒されて、はぁーと感心しつつ前半「転校生」と後半「時をかける少女」のアニメ版??・・とストーリーを追っていたら、あっと言う間に終了したと言う感じでした。なので、少々のストーリーの難は気にならない肯定派です。

以下Youtubeのコメント引用

宇多丸さんの評論は相変わらず素晴らしいな。青少年に向けた寓話的なストーリーなので、自分の好みとしては合わないって事は認めつつも、作品の構成や技術的な高さをきちんと評価してる。ストーリー上の穴も「新海らしさを活かす為に、避けて通れない穴だった」と理解したうえで批評してる。これぞ客観的な批評の見本ともいえる評論だと思う。

以上Youtubeのコメント引用

私は今年に入って、映画鑑賞を精力的に行うようになったのですが、今年は邦画が豊作でそうで・・・

<今年(2016年)に入って私が劇中でみた邦画一覧>

ちはやふる -上の句-:「海街diary(2015年)」広瀬すずが輝いている。
アイアムアヒーロー 2回鑑賞:有村架純 が好演。後半寝てますけど。
ちはやふる -下の句-
64-ロクヨン-前編/後編-
テラフォーマーズ
世界から猫が消えたなら
海よりもまだ深く
ヒメアノ~ル
ディストラクション・ベイビーズ
サブイボマスク
クリーピー
葛城事件
TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ
日本で一番悪い奴ら
シン・ゴジラ 4回鑑賞
ケンとカズ
君の名は。
真田十勇士

確かに「金返せ」とまで思った酷い作品は皆無で「シン・ゴジラ」「君の名は。」のヒットに遭遇できた。

映画の世界観には、リアルな世界の表象を投影されており「隠喩」「暗喩」をチェックすると言う楽しみ方もできる。

さて、次回は福山雅治主演の「SCOOP!」です。早速チェックしなきゃ。

ではまた、宇多丸師匠の「ザ・シネマハスラー」でお会いしましょう。

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